メタ探求型学習とは何か?

メタ探求型学習を一言で言うのは難しいですが、あえて表現してみます。それは、「人間本来の学習の仕組み」です。人間が元々持っている脳の機能を、最大限生かして学習している状態を、メタ探求型学習と定義しています。細かく言うと、人工知能では到達できないような、学習の仕方を僕たち人間は採用しています。

メタ探求型学習とは何か?
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※ 以下、音声の文字起こしです


メタ探求型学習とは?

toiee Lab 亀田:
今日は、「メタ探求型学習とは何か?」という全体像をお伝えしていきたいと思います。今日は、toiee Labの西くんとディスカッションしながら、進めていきます。よろしくお願いします。

toiee Lab 西:
よろしくお願いします。

toiee Lab 亀田:
まず、メタ探求型学習を一言で言うのは難しいですが、あえて表現してみます。それは、「人間本来の学習の仕組み」です。

人間本来の学習の仕組みを最大限に使うことが、メタ探求型学習の目標

toiee Lab 亀田:
人間が元々持っている脳の機能を、最大限生かして学習している状態を、メタ探求型学習と定義しています。細かく言うと、人工知能では到達できないような、学習の仕方を僕たち人間は採用しています。

僕たちの脳の中でどんな仕組みが働き、学習が起こっているのかは、詳しく解明されていません。しかし、外からざっくり眺めれば、こういう状態だは言えます。

そのざっくり眺めた状態をしっかりと理解して、意識的に自分自身の最も良い学習能力が発揮されている状況を作る。これが、メタ探求型学習の目標です。

このメタ探求型学習と呼んでいる状態になれば、おそらく、人間本来の良い学習の状態ができているのではないかと考えています。

ダブルフィードバックループ ≒ メタ探求型学習

toiee Lab 亀田:
ちなみに、このコンセプト自体は、別の分野では組織論に存在します。組織論では、「ダブルフィードバックループ」と呼んでいるのですが、その構造にすごく似ています。

細かく言えば、ダブルフィードバックループとは少し違いますが、一緒と考えても良いと思います。なぜかというと、知識の出どころは、同じだからです。

サイバネティクスや、シャノンの情報制御という情報理論が始まりです。

そこから、システム制御、複雑適応系などを経て、現代化学は、定義されています。その辺の知識を採用して、toiee Lab の学習理論はできています。

「目の前の課題を探求するように学びながら、探求の仕方を探求している状態」とは?

toiee Lab 亀田:
少し話が難しくなりましたが、とにかくメタ探求型学習の定義は、「目の前の課題を探求するように学びながら、探求の仕方を探求している状態」です。

さらに補足すると、メタ探求型学習状態では、様々な部分がフィードバックループを起こし、学習している状態で、それが多種多様な層を成しています。

そして、それを偶然ではなく、意識的に起こしていることが大切です。

さあ、ここまでの説明だとよく分からないですよね(笑)。

皆さんに分かりやすく説明するために、西君何か質問してください。

toiee Lab 西:
では、「目の前の課題を探求するように学びながら、探求の仕方を探求している状態」ってピンと来ないので、何か具体例で説明してください。

toiee Lab 亀田:
わかりました。では、「英単語を覚える」を例に、メタ探求型学習を考えてみましょう。

メタ探求型学習を、実例で考えてみる

toiee Lab 亀田:
西君が、必死で英単語を覚えた時期は、いつですか?

toiee Lab 西:
大学受験の時です。

toiee Lab 亀田:
そのときに、どのように学んだか覚えていますか?

toiee Lab 西:
まず、何冊か単語帳を買いました。買った単語帳は、赤いシートで日本語訳が隠せるようになっている仕様でした。その仕様を利用して、英単語だけ見て、この単語に対応する日本語訳を脳内で答えるという形式で覚えていました。

そして、日本語訳が答えられなかった英単語にチェック入れ、数日後にチェックする。これを、繰り返していました。あとは、何度やっても覚えられない単語は、何回もノートに書き、覚えられるように努力しました。

toiee Lab 亀田:
なるほど。まず質問です。単語帳は、どうやって選んだんですか?

toiee Lab 西:
先輩が「これいいよ」と言っていたものを、何となく選びました。

toiee Lab 亀田:
色んな形式のものを買ったりしてみた?

toiee Lab 西:
いえ、してません。何となく同級生や、先輩が勧めているものが2冊くらいあったので、深く考えずにそれを選びました。そして、買ってみた2冊でしっくり来る方を使っていました。

toiee Lab 亀田:
なるほど。では、なぜ赤いシート載せて覚える方法を選んだのですか?

toiee Lab 西:
周りに、自作で単語帳を作っている人がいたんです。英単語が表に書いてあって、裏に日本語訳が書いてあるというものです。

僕は、それを作る時間が無駄だと感じていました。単語帳を作る時間を、英単語を記憶するトレーニングの時間に当てる方が、効率が良いと思っていました。

toiee Lab 亀田:
なるほど。どちらが、実際に効率が良いかは、検証してみましたか?

toiee Lab 西:
検証はしていません。

toiee Lab 亀田:
僕が、メタ探求型学習と呼んでいる状態は、科学的アプローチと同じことをします。例えば、西君の話だと、先輩がこの英単語帳がいいよって言ってくれたんですよね。それが本当にいいかどうかを検証してみたかが大切です。

過去の西君は、検証していないですよね。では、もし検証するとしたらどうしたらいいと思いますか?

検証実験を考えてみる

toiee Lab 西:
もし、志望校の合格者の使用率が一番高い単語帳、難関大学合格者の使用率が一番高い単語帳の統計データがないかを探してみます。

そして、それらのデータから数点単語帳をピックアップします。ピックアップした単語帳を実際に使ってみて、自分にとって使いやすいもの、覚えやすい単語帳を見つけるのが良いと思います。

toiee Lab 亀田:
なるほど。そうやって単語帳を数点ピックアップして、「1週間でどれぐらい単語を覚えられるか」を、テストすると良さそうですね。

同じ覚え方で単語を記憶して、一週間ごとに違う本でやってみるとテストが成立しますよね。

そのテストの結果で、どの本が自分には、向いているのかが分かります。

toiee Lab 西:
確かにその方法が良さそうです。

toiee Lab 亀田:
でも、このテストだとまだ不十分だと思います。「英単語カードを自作する方法」と「買ってきた単語帳を、ペラペラめくって、暗記する方法」は、どちらが良いかは検証できていません。

そこで、どちらが良いかを検証する具体例を考えてみましょう。

例えば、「2週間の間に、何単語を覚えることができるか」というデータを、それぞれの方法で行えば良いと思います。

もし、この実験に不備があったとしても、同じ人間が考えて行うので、どちらの実験とも同じぐらい下手な実験になると思います。それなら、問題ないわけです。

片方の実験がうまくて、片方が下手だったら問題ですが、そんなことはないと思います。このように実験すれば、どちらが効果的か判断できますよね。

toiee Lab 西:
確かにそうですね。

記憶するには、問題を自分で作ると良い

toiee Lab 亀田:
ちなみに、さっき西君が話していた「科学的データの視点」で、単語記憶について考えてみると、単語帳は恐らく自作した方が、記憶には定着します。

自分でテスト問題を作って、回答するというプロセスを採用すると、かなり記憶に残ります。単語帳をただ書き写すのではなく、自分でカードを作る、設計することが重要です。

これが、先人の知恵として、既にわかっている事実です。

でも、もしこの先人の知恵を知らなくても、テストしたらいいですよね。

亀田が高校時代に試した検証実験

toiee Lab 亀田:
僕は高校生の時に、「頑張ったら、一週間に何個の単語を覚えられるのだろう」と思い、自分で検証してみました。

まず初めに、学校で配布されている単語帳を使ってみました。

この単語帳は、特に覚えやすい工夫などもされていないようなものだったので、覚え辛いだろうと予想しましたが、とりあえずやってみました。

やってる最中には、眠たくなりましたが、頑張って取り組みました。1週間経って、自己テストをしてみると、全然覚えていませんでした。

この結果から、この方法はダメだと思ったので、今度は全く違うアプローチ取ろうと考えました。

ひとまず、本屋さんに行き、英語書籍コーナーに向かうと、たくさん本がある中で、「コロケーション」という方法に出会いました。

コロケーションは、「この単語とこの単語は、よく一緒に使われる」という組み合わせに注力して、覚える手法です。

コロケーションを試したくなったので、この単語帳を買って、実際に使い、またテストしてみました。

その結果、前回の無味乾燥な単語帳よりは、明らかに多く記憶できました。

toiee Lab 西:
おーすごい!
では、この方法を採用し続けたんですか?

toiee Lab 亀田:
これで満足しても良かったのだけど、もっと覚えられる方法ないかと思ったんです。

意外と効果抜群だった「語呂合わせ」

toiee Lab 亀田:
そこで、また本屋さんに行くと、今度は「語呂合わせで覚える」単語帳を見つけました。なんか語呂合わせって駄目な気もするけど、試してみようと思い、買ってみました。

しかも、この単語帳は、ちょっとHな語呂合わせというテーマになっていました。当時、高校生なので、そういうことに興味がある年頃だから、びっくりするほど暗記できました。

この単語帳には、もう一つ仕掛けがありました。

試験に使用される頻度が高い単語順に並んでいて、前から順にやれば、使用頻度が高い単語が覚えられる仕組みでした。

その構成のおかげもあって、スコアがかなり伸びました。

記憶の仕組みを知ることで、更に効果が!

toiee Lab 亀田:
まだ、この本には良かった点があります。

それは、記憶の仕組みについて説明があったことです。

今から約20年前の本なので、今思えば間違った知識も入っていましたが、それでも優秀でした。

例えば、

  • 「間をあけて、思い出しましょう」
  • 「寝る前に記憶して、翌日起床後にテストを自分でしましょう」
  • 「覚えていない単語にマークを付けていき、覚えていない単語を重点的に繰り返す。そして、覚えた単語は、たまに繰り返すだけで良い」

などが書いてありました。

この通りやってみると、ものすごい記憶しました。

toiee Lab 西:
記憶に関する知識は、偉大ですね。

toiee Lab 亀田:
偉大ですよね。

でも、まだ話には続きがあって、今度はこの方法で単語をたくさん覚えていって、果たして受験で点数を取れるのかが気になりました。

次は、これを検証しようと思いました。

語呂合わせで単語を覚えるだけで、点数を取れるのか検証してみた

toiee Lab 亀田:
どう検証したかと言うと、英語の長文読解の本を買い、後ろの方にある難解そうな問題を数点ピックアップして、その問題の中で使われていて、分からない英単語を全部抜き出しました。

そして、抜き出した英単語全てを、語呂合わせの単語帳で覚えました。

その後、受験問題を解いてみると、かなりスコアが良かったです。

つまり、英文法を理解していなくても、単語がほとんど読めれば、英文を理解できました。ただし、受験勉強レベルだったらの場合です。

この検証結果から、この方法で受験勉強に取り組もうと決めました。

そこから、5000語ぐらいを語呂合わせで記憶しました。

あとは、その5000語を使って、長文の読解に慣れるために、試験問題を解きました。これを繰り返すことで、志望校の英語の問題が、自己採点ですが満点になりました。

toiee Lab 西:
おー!すごく良さそうですね。

科学的検証をすることが重要

toiee Lab 亀田:
この一連の取り組みが、科学的検証に近いプロセスになっているわけです。

toiee Lab 西:
なるほど。この検証のプロセスが大事なんですね。

「亀田さん先輩から聞いた、語呂合わせ + 長文読解の組み合わせが良いらしいから、そのまま鵜呑みにして、それだけをやる」では、科学的検証にならない。

自分に本当に合うか検証実験を考えて、検証するプロセスが大切なんですね。

toiee Lab 亀田:
その通りです。

もっと細かく考えると、語呂合わせの中でも、どういうテーマの語呂合わせが一番記憶に残るかなども検証の余地がありますよね。

真面目なテーマより、ちょっと面白いテーマの方が良いのかどうかなど。色んな検証をすることが大切です。

検証することを通じて、目の前の科目、テーマについては、学習できてしまいます。

特定の学習方法が、本当に良いかどうかを試す。検証していく。また、検証する中で、さらに細かいレベルでも検証する。

これが、メタ探求型学習です。

検証は、自分で考えてみよう

toiee Lab 亀田:
「良い学び方を探す」と言うプロセスは、自分の経験をもとに検証することが大切です。

もちろん、「こんな学習方法が良いのではないか」と言うアイデアは、周りの人をヒントにしても構いません。しかし、鵜呑みにせず検証する必要があります。

あるいは、「先輩が言ってたやり方と、自分がやっている方法は、本当に一緒のことをしているのか」を検証することも大事です。

このように学習することが、メタ探求型学習の基本的なコンセプトです。

toiee Lab 西:
なるほど。

大切な「探求」という視点

toiee Lab 亀田:
あとは、「探求」と言う考え方で学習することも大事です。

「もし、こうだったら」「なぜ、こうなるの」などと、問いを立て学習していくわけです。

それと同時に、探求の仕方自体も検証して、洗練させる必要があります。

「良い問いの立て方は、こんなんでいいのか」や、「結果の答えの集め方は、こんなノートの取り方でよいのか」と考え、検証実験を繰り返します。

  • 「この学習方法全体で、自分が欲しい結果に対してどれぐらい貢献しているのか」
  • 「長い将来で考えてみたときに、この方法は有効なのか」

なども検証してみると良いと思います。

私は、英語の勉強は受験のためだけと、割り切ってやりましたが、もし受験以外で、英語を使う場合は、この学習方では、駄目だと思っていました。

なぜなら、おかしな発音で覚えていたので、正確に発音できない状態でした。そんな状況だったので、大学入ったらちゃんと勉強し直そうと考えていました。

このように、しっかりと自分の学習法の特性について、自覚しておくことも大切です。

toiee Lab 西:
確かにそうですね。

「科学的アプローチで学習する」が意味していることは?

toiee Lab 亀田:
多くの人は「科学的アプローチで学習する」という言葉を聞くと、科学的に証明されたメソッドをやることを指すと理解します。

しかし、私が指している意味は「科学そのものが、やっているプロセスで学習する」です。

これが、「科学的アプローチで学習する」を指しています。

これが一般的なイメージと、大きく違う点です。

toiee Lab 西:
なるほど。科学的アプローチで学習をして、そこに探求を取り入れることが大切なのですね。

toiee Lab 亀田:
そうです。ただ、科学的アプローチで学習している時点で、探求は起こっているから、そこまで探求を意識しなくても大丈夫です。

科学的検証アプローチを簡単に実現してしまう「FILM2シート」

toiee Lab 亀田:
ちなみに、科学的検証アプローチで学習するを、簡単に実現してしまうのが、FILM2シートです。

toiee Lab 西:
FILM2シートを使ったら、科学的アプローチで学習したことになっていたんですか!

toiee Lab 亀田
そうです。FILM2シートでは、何かを学習する前に、期待する結果、プロセス、前提を立てて、学習し始めます。

そして、実際にやってみた結果を、良かった点、改善点、予期せぬことに分けて、振り返りますよね。

そして、「次、取り組むならこうしてみよう」と記入するまでが、FILM2シートの使い方です。

この一連のプロセスが、検証している状態になっているわけです。別の言い方をすると、科学的アプローチで学習している状態です。

toiee Lab 西:
これまでFILM2シートは「何かを学習するために、使っている」程度の理解でした。

しかし、科学的アプローチで学習している状態だと理解すると、FILM2シートをもっと活用できそうです。

※ FILM2シートについて詳しくは、以下のコースをご覧ください。

FILMシートマスターコース
FILMシートを実践するために必要な知識をお伝えします。

科学の世界と、個人の学習

toiee Lab 亀田:
科学が採用しているプロセスを使っている状態なので、本当のサイエンスにはなりません。

どういうことかというと、FILM2シートでは、普遍性を求めるまでは、検証せずに、より良くしているだけなのです。

普遍性を求めようと思うと、もっと広範囲に実験をしなくてはいけません。

個人の学習では、そこまでやる必要はありません。より良く学習できていたら、OKです。

少し余談ですが、普遍性を求める科学的アプローチについても考えてみましょう。

科学と宗教の違い

toiee Lab 亀田:
科学は、これまでの通説をひっくり返し続けて、発展してきました。

宗教と比較すると分かりやすいのですが、宗教は説が固定されていて、ひっくり返ることを受け入れません。

例えば、天動説を教会が主張すれば、天動説が採用され続けます。どれだけ違うと主張しても、説が変わることは、ほとんどありません。

違うと主張した者を「火あぶりにして、消してしまう」といったことまでやってしまいます。ここまで、説の変更を拒みます。

科学は、そうではありません。反論を受け入れます。そして、反論に妥当性があった場合、その反論が採用されます。

今では、当たり前に思えますが、人類初の変わったアプローチを採用して、科学は発展してきました。

じゃあ、「この科学のアプローチをやりましょう」と言うのが、メタ探求型学習の基本的なコンセプトなのです。

toiee Lab 西:
なるほど。かなりメタ探求型学習について、理解が進んだ気がします。

コーヒードリップを科学的アプローチで学んだ話

toiee Lab 亀田:
更にもう少し考えてみましょう。

西君と私が一緒にコーヒーを学んだ時のことを思い出してください。

あの時、実は科学的アプローチのプロセスを使って、学んでいました。

  • 「こうしたら、どんな味になるんだろ」
  • 「お湯を注ぐ時に、遅く入れてみたら味が変わるのか」
  • 「蒸らしが、コーヒーの美味しさの決め手かどうかを調べる」

など、色んなことをやりましたよね。

toiee Lab 西:
やりましたね。「遅く淹れる」って何秒で淹れることを指すの?とかも検証しましたよね。

toiee Lab 亀田:
しましたよね。

そんな風に色んな検証、実験をしていたら、いろんなデータが集まってきて、自分なりにルールができてきますよね。

その結果、焙煎がしっかりされている深煎りの豆と浅煎りの豆で、淹れ方を変えてみたりするようになりましたよね。

他にも、

  • ドリップする道具を変えてみたり、
  • 流速を変えてみたり

色んなことをすることで、どんどん面白くなっていきましたよね。

そして、気付けば素人にしては、かなり上手い部類に入るくらい上達しましたよね。

toiee Lab 西:
コーヒー屋さんのマスターにも、腕を認められましたもんね(笑)。

toiee Lab 亀田:
そうですね(笑)。このように、検証するプロセスで、学習がどんどん進んでしまいます。

まとめ

toiee Lab 亀田:
メタ探求型学習を、より突き詰めて理解しようとすると、「我々の学習は一体どういう構造か」や「そういった構造から導き出せる、あるいはそういった構造がわかってない時代でも、経験則で導き出されている学習の指針など」をうまく使うことも大切です。

「こんな時には、こういう学習の指針を使うと良い」を継承するように学ぶ。

このように学習に取り組む内に、学ぶ力そのものが上がっていく。

更に、いろんな分野を上手く学べるようになったり、特定の分野はこう学んだら良さそうなど、自分なりの学習スタイルが見つかってきたりします。

これが、メタ探求型学習です。

これからについて

toiee Lab 亀田:
これから、探求型学習というキーワードで、いろんな学習のヒント、面白さ、検証の具体例、探求の具体例などをシェアしていけたら面白いかなと思っています。

もし、ファシリテーター、先生、講師、マネジャーの立場の人は、まずは自分自信がメタ探求型学習を積極的に実践することで、生徒や部下に「どのようにファシリテーションすれば、メタ探求型学習が起こるか」が見えてくると思います。

普段の生活の中にある家事などでも、メタ探求型学習は実践できるので、ぜひやってみてください。